あじめこしょうは一般のトウガラシ類と同様に春播き~初夏の定植で栽培します。3~4月に種を播き、5~6月に畑に定植すると、7月には青い唐辛子果実の収穫が始まります。果実は長さ10-15cm程度、重さ5~6gほどと一般の唐辛子より大型で、1株から約100から200本ほど収穫できます。
水はけの良い畑で育てる必要があり、過湿を嫌うため畝立てや排水対策をしっかり行うことが重要です。ナス科(Solanaceae)トウガラシ属(Capsicum) に分類されます。2〜3年連続して栽培すると、根腐れ(青枯病、半身萎凋病など)、生育不良、収量低下などの症状が出やすくなります。
当園では、とうもろこし栽培を輪作に組み込んでいます。輪作に組み込むと“土を休ませる”効果があるとうもろこしはナス科やアブラナ科と違い、連作障害が少ない作物です。そのため、あじめこしょうの合間に栽培すると、病害虫の発生サイクルを断ち切ってくれたり、病原菌を吸ってくれて土をリセットする期間をつくってくれます。とうもろこしは「土壌の休息作物」としても優れています。

